ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

仕事について思うこと

 

社会人になって早一年。

最近、なんだか仕事がしんどくなってきた。今までは不本意での入社だったのもあって、一度「やめたい」と思ってしまうともう戻れないじゃないかと思って、自分の中の後ろ向きな感情からは目を背けてやってきたけれど、もうそろそろそういう感情も受け入れながら今後を考えていけるんじゃないかと思い始めた。だから、今なにがしんどいのか自分なりに考えていきたい。

 

今の私の仕事は、ルートの決まった配達がメインで、それに加えて営業活動を行っている。営業も大きく分けて新規拡大と商品訴求の2つ。

営業期間は年に4度決められていて、今はまさに商品訴求の営業期間中だ。これが終われば、間髪入れずに新規拡大の営業期間が始まる。

 

今のところ、メインの配達はそんなに負担を感じない。たしかに休憩がとれなくなったり、体が重くて大変(特に生理前後なんかは)なときもあるけれど、基本的には体を動かしていれば終わるし、精神的には疲れない。配達中も、お客さんの子供さんから嬉しい言葉をもらったり、お菓子とか飲み物とかを差し入れしてもらうこともあるし、まさにお客さんに支えられて楽しくやっている。

 

問題は年に4度ある営業期間だ。

私は元々愛想がよかったこともあって、人から拒絶された経験が少ない。営業は人に何かを提案したり、頼んだりして、そしてそのほとんどを断られる作業だ。誰がやってもそうだということはわかっているけれど、やはり断られると「余計なことを言ってすみませんでした」というような身の縮まる思いがする。

 

最近は「どうせ断られるし」「目標なんてできっこないし適当でいいか」「電話の数だけこなしてやってることにしよう」みたいな、逃げの姿勢が自分でもわかるくらい目立ってきた。そんな態度でやっているものだから猶更結果が出ないし、結果が出ないからさらに声をかけたくなくなって嫌々仕事をする、みたいな悪循環になっている。結果が出るようになるまでは数をこなすしかない。私は今その期間にいるのだ、ということはわかっているけれど心が付いてこない。しんどい、やりたくない、でもやらないと怒られるし……。こんな気持ちだと営業期間はやく終われとしか思えなくてつらい。

 

今、「転職と副業のかけ算」という本を読んでいるが、ひとつ思い当たることがあって唸った一文があった。

「スキルをえられる会社で働きたいというが、スキルなんてものは与えられるものではない。仕事に対する姿勢、そのスタンスだけが一貫して変わらないものであり、そのスタンスがあればどんな仕事をしていても成長できる」というような旨の文だった。

 

確かに、営業は嫌で仕方がないけれど、仮に今度転職活動をするとして、その際にも自分を会社に売り込むという営業のスキルが必要になる。今の私のスタンスでやっていても、面接はうまくならないし、自分という商品の良さを伝えられない。結局のところ、どこで何をするにしても営業というスキルは生きてくるはず。