ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

「これでよかった」にしたい

なんだかんだと久しぶりの記事である。

 

2021年は私にとってとても濃い一年になった。

春には高校時代の後輩が同じ職場に入ってきて、その後輩にOJT研修をすることになり。

夏には異動先での新しい仕事を何とかこなす日々を送り。

秋にはアプリを通じて出会った人と恋人になり。

冬にはなぜだかうまくいかない恋愛に思い悩んで、結局2022年始まってすぐに別れることとなってしまった。

 

社会人二年目にして、いろんなことが変化した一年だった。

それでもその変化は私にとって嬉しいものが大多数だったように思う。異動先の仕事は去年していた配達の仕事よりも私らしいと感じるし、職場に行くのが楽になった。

 

ただ、めちゃめちゃ悩んで、悩み疲れて別れてしまった恋愛だけは未だに「これでよかった」と胸を張れない。

三人目の彼氏にして、初めてのちゃんとした彼氏だったように思う。

今までは名称だけ変わったけど、デートもろくにしないまま、タイミングが合わなくて熱が上がり切らないような関係だったけど、今回はしっかりデートを重ねて向き合おうとした恋愛だった、はず。

 

どうして別れたかと言われると、漠然と「合わなかった」と答えるほかない。

明確に嫌いな部分があったわけでもないし、喧嘩ばかりだったわけでもない。むしろ喧嘩できるほど距離を詰められないまんまなのが苦しかった。

仲良くなろう、無理せずに打ち解けられるようになろうと工夫したつもりだった。

まずは自分が楽しめるようにとマーベル作品鑑賞に付き合ってもらったり、面白そうなゲームを見つけて一緒にやろうと誘ってみたり。

だけど、どうしても気まずさが取れなかった。合流した時のお互いに「ん」と目を逸らしながら歩き出す瞬間とか。食事中会話が見当たらなくて相手の視線ばかりが気になってしまう瞬間とか。

どうにもこうにも「居心地が悪い~~~~~!!!」と思うことがどんどん増えてしまった。

一緒に食事をしているとき、一番ホッとしていたのは一人でトイレにいる時間だった。

 

それでも、決定的に別れるきっかけにはならなくて、居心地の悪さも意識しているからこその緊張感からきているのだろうな、と思っていた。一緒に過ごす時間が長くなればきっと大丈夫だろう。

だけど、距離感は縮まらないままだし、何より気がかりだったのは体の不調。

 

付き合ってから2回目のデート。帰り際に急に気分が悪くなった。相手の車で送ってもらう最中のことで、私はそれをなかなか言い出せなかった。デートの雰囲気を壊したくなかったというのもあるけれど、今思えば、相手と別れて一人になれば収まることが何となくわかっていたからだ。

結局耐えきれなくなってコンビニで休ませてもらったけれど、店内でゆっくり呼吸を落ち着けていると彼が店内に入ってきて「大丈夫?」と声をかけてきた。やさしい行動だとは思うが、その時の私は「ひとりにしてくれ!!!!」とめちゃめちゃ思っていた。

結局一人になってからしばらく横になっていると、体は嘘のように治った。

 

そのことがあってから、「そういえば付き合う前のデートの時も、一緒にいるとごはんをあまり食べられなかったな」「この間もカフェどんぶりすら食べきれなかった」と自分の体がなんとなく拒否反応を起こしているような気がしていた。

3か月ほど付き合い続けても、結局それは治らなかった。最後にはお洒落なパフェすら食べきれず、むしろ相手と合流した時から気持ちが悪くなってしまう始末だった。

 

そのデートが終わったあと、「もう会いたくない」という気持ちが限界まで達してしまった。そして1週間ほど悩み続けた後、別れを切り出すことになった。

 

さんざん悩んだのに、別れてしまうと「別れない方がよかったかも」と頭をよぎる瞬間ができた。

相手の方に大きな落ち度がなかったというのもあるし、もっと私が自分の感情をうまくコントロールできていたらとか、限界になる前に話してみればよかったとか、タラレバが湧いて出てくるからだ。

 

彼はとても理性的だったし、ユーモアも通じたし、好きなものも似ていた。顔も好みだったし、学歴もよかった。

ただ、なにかが致命的に合わなかった、のかもしれない。

それは私の努力次第ではどうにかできたのかもしれないけど、どうにかしようと思えるほどの好意を持っていなかったことがそもそもの原因なのかもしれない。

 

彼にはとても悪いことをしたと思っているし、私自身も苦しむことの方が多い恋愛で疲れてしまった。

だけど、今回の恋愛で学んだこともたくさんある。

 

・思ったことを素直に伝えないと、どんどん自分が苦しくなる

・一緒にご飯を食べておいしいと思える人でなければ長続きしない

・自分はスペックではなく「家族を大切にする」「頭の回転が速い」「初めてのことに挑戦しようと思える」といった内面を重視していること

 

この時間を活かして、少しでもいい未来に近づいたと思えるようになろう。デートの時から「もっと一緒にいたい」と思える人じゃないと付き合っちゃだめだ。

そういう人と信頼を築いて、はやくこの恋愛は「これでよかった」と思えるようにしたいなあ。

いや、切に。