ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

05/23,24 香川

讃岐うどんが食べたい。

じゃあ香川いこか。

 

なんていう適当な掛け合いで、本当にふらっとやってきた香川旅行。お相手は幼馴染のたに。

四月の終わりに決めてから、計画もなにも立てずに、むしろ本当に行くのかこれ?と思うほどなんの話し合いもせずに、とりあえずバスとホテルは抑えた。その旨を報告すると、了解、とのこと。あ、本当に行くんだね。

 

というわけで、さらっと今回の旅行を振り返ります。

 

今回は支払いを一人一人分けるのが面倒だったので共同財布をつくり、一人1万ずつ出して基本資金2万円での旅行。これがホント便利だった。

 

05/23

8:25 阪急梅田で合流後、大阪駅アルビ前から高松フットバスに乗り、香川へ出発。

11:30ごろに香川、高松に到着。ここのところ数日間、ずっと快晴だったにもかかわらず、この日だけは大雨。折り畳み傘を持ってなかったたにに付き合って、駅近くのミニストップへ。店員さんは外国人しかおらず、異国の音楽が流れる店内は異様。え、ここ本当に香川…???

 

手に入れた傘をさして、老舗の讃岐うどん、さか枝へ。香川県庁舎ちかくまで歩き、入店。店内は仕事途中のビジネスマンが時間も惜しそうにすするすする。

完全セルフサービスで、どうしてよいのかもわからないまま注文の列に並び、かけうどん中と天ぷら2つを注文。天ぷらは商品名もわからず、ずらーっと並んでいるものからちくわ(らしきもの)とさつまいも(風のもの)をチョイス。これで420円。やっっす。

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麺自体はめちゃくちゃコシがあって噛んでも噛んでも味が滲み出てきておいしい。セルフのねぎと天かすをいっぱいかけたので、だしを吸って膨らんだ天かすをすするのもおいしい。つまりおいしい。

結局麺が多すぎて、天ぷらもビックサイズで食べきれず、泣く泣く残すことに。ごめんなさい、ご馳走様でした。

 

うどんの詰まったお腹を揺らしながら、次の目的地金毘羅さんへ。

実は春にサークルの合宿で来たばかりだったけど、地元の電車、琴平電鉄でゆったり揺られて向かうのもまた違った良さがありました。

高松築港から琴電琴平まで1時間弱ガタゴトと揺られ、金毘羅さんの麓へ到着。無駄話をしながらまったりしているうちに雨は止んで、傘を手放すことに。ラッキー🤞

平日の昼間、趣きのある街並みはほとんど貸切。時間がゆったりと流れる贅沢感。

長い階段をよゆーよゆー、とか。ちょ待って足が、とかいいながら少しずつ登って、金毘羅さんへ到着。雨上がりの金毘羅さんは少し霧がかっていて、密かに差し込む太陽が木々に残された水滴を照らし出して、すごく神秘的でした。立ち入ってはいけない神の領域を肌で感じました。

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本殿では買ったばかりの御朱印帳に記念のご朱印をお願いして、二つめのお印をゲット。ちなみに、巫女さんたちは毎日金毘羅さんを往復しているそうな。すごく健康でいれそう。

どうでもいいことですが、帰り際に立ち寄った歴代の船の名前が記された看板に、人見丸というものがあったのですが、人見知りにしか見えず、人見知り丸といって遊んでいました。

拙者、人見知り丸でござるが故、話せませぬ〜〜とか言うておりました。

 

金毘羅さん参りが終わり、長い階段をまた引き返していきます。帰りはあっという間でしたが膝にくるものがありました…。

途中で、豆吉本舗というお豆のお菓子屋さんに立ち寄り、お土産を購入。ココナッツミルクと桜咲くという二種類を味見した結果厳選。どれも美味しかったけど、桜咲くはピカイチ。

 

ことでんで高松へと帰ります。今回はちょった体験してみたいってことでカプセルホテルを利用したので、ホテルに行く前にゆっくりすることに。

 

納屋之炭という居酒屋に入って、時間をかけてゆっくり飲み語りあう。本日のお造りと香川名物骨付き鶏がすごいおいしかった。あと、どうしても気になって一杯千円の紅茶梅酒を頼んでしまいました…。濃厚な梅酒の味わいの中にもさっぱりとしたアイスティーの風味が確かに感じられて、上品な美味しさでした。流石高いだけある。一杯の満足度が違う。

 

恋話とか映画の話とかひたすら語り合って4時間ぐらい居座っていました。楽しかった〜〜。お会計は2人で8000円くらい。

 

あとはもう、高松パールホテルというカプセルホテルにチェックインして、就寝。狭い空間は意外と落ち着いてじっくり寝れた。

 

 

05/24

あーーー、一限ホントは出んなんかったなあーーーーと思いながら起床。10時ごろにはもう私たち以外には誰もおらず、静かなカプセルホテルを鍵を返却して去る。

とりあえずモーニングうどん、ということで近くを歩いて探したところ、おじいちゃんおばあちゃんがやっているうどん屋さん、味庄へ。

前回の反省を生かしてかけうどんの小、てんぷらは卵をひとつ。ここのうどんはしっかりと煮込んであるようで柔らかく、いくらでもするすると吸えるような食感。おなじ讃岐うどんでもお店によって全然違うのが面白い。

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時間が余ったので予定にはなかった高松城跡へ。大人200円という破格の値段の割には景色は綺麗で、中の展示を充実していた。昨日とは打って変わった晴天に素朴な日本庭園の色使いがすごく映える。

適当に入ったけど、とっても満足できる場所だった。

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ということで本日の目的、猫の島男木島へ。男木島へは高松駅からフェリーで40分、往復千円程度でいける。

12時ちょうどに出航するフェリーに乗って瀬戸内海を進む。日差しが暖かく、海風が爽やかに吹いて気持ちがいい。

船の中で昨日買った豆のお菓子、桜咲く味を食べたんだけど、美味しすぎて手が止まらない。シソの葉の味まで潜んだ完璧な桜餅の味。軽くてふわっととろける食感。まーーーーじでうますぎた。もう一個買いたかった、あれがラスト1個だったけど。

 

さて、男木島に到着。

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傾斜の激しい斜面に沿って家が下から上へと並ぶ街並み。坂道を登っていくと路地裏のような狭い、何かが飛び出してきそうなワクワクする空間が広がっていた。 街並みが良すぎる。ここは本当に快晴でよかった場所だ。

溢れる自然と圧倒されながら、島の神社、豊姫神社を目指す。坂道の頂上付近にあって、昨日の筋肉痛を引きずりながら行くのはキツかった。

神社の鳥居の奥には、待ち構えていたように二匹のお猫様がいらっしゃる。さすが『猫の島』。この子猫たち、私たちが鳥居を抜けて上へのぼると、一緒に付いてきてくれた可愛いかよ。

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お参りしていると、また2匹のお猫様の登場。のんびりとした島の空気に当てられているのか、おいおい野生はどうしたー?と言いたくなるほどのぐでぐで具合。それが可愛いんですけども。

坂道の中に散りばめられた壁画を眺めながら、街をぶらぶら。とにかく猫が多い島。しかも猫からにゃーんって呼びかけられるから見逃さない。訓練された猫だぜ。

灯台までは距離があったので諦め、その代わりに途中で見かけたお洒落なカフェでひと休みすることに。ダモンテ商会というカフェ。

中に入るとフェリーで見た顔がちらほら。笑顔が生き生きとしたお姉さんと、赤ん坊を抱きながら仕事をするお兄さんの若夫婦がやっているみたい。

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二階の眺めのいい席に座って、島でとれた柑橘類を生かしたティーソーダとレモンケーキをいただきます。ティーソーダは後味がスッキリとして、レモンケーキはしっとりとした生地に素朴な檸檬の甘さがあってめっちゃ美味しかった。

海が見えて、海風が吹き込んでくるカフェは本当に癒しの空間でした。

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15時にフェリーが出るので、カフェでゆっくりしたあとにフェリーへと乗り込む。波も穏やかで海面が光を映し出して本当に美しい。モーターから吹き出す水飛沫が、夏を放出してるみたい。夏が近づいてる。

高松駅へと帰りついたら、あとはもうお土産を買って、晩御飯を食べたら帰りのバスへ。

晩御飯は最後のうどんにしようと思っていたけど、個人店のうどん屋さんは3時すぎぐらいからお店を閉めるみたいで、全然見つからず…。結局チェーン店のはなまるうどんでサラダうどんを注文。安定の美味しさ。

それではこれにて帰ります。 一泊二日で自然に触れまくった、非日常的な旅路になりました。なんだか溜まっていたものが一旦リセットされたみたいな清々しい気持ちです。

香川、よいところでした。またきます。

◎以下、費用リスト

バス (大阪⇔高松)往復 7500円

ホテル 2500円

居酒屋 4000円

交通費 2500円

ごはん代 3000円

合計 2万円程度