2019/01/14 和歌山
三宅先生のパンダ自慢を聞いて、行きたくなってしまった突発的和歌山日帰り旅行。
のがみんを誘って一番早い日程にしよう、と言うと出発までたった4日しかなかった。これでも行けるって、意外と旅行は身近なもんだなあ。行くたびに近くなるわ、旅行。
珍しく早起きをして、7時に石橋に集合。いつも眠っている時間だけれど、世間の人がこんなに活動していることに驚く。すごいなあ、みんな。
7時50分の高速バスで梅田から和歌山へ出発。梅田で買ったパンとともに。塩パンは安定。
早起きして意識が高いから、次々出てくる日本語トーク&就活トーク。いいじゃんいいじゃん、今日素晴らしいよ。
一眠りしつつ、まずは和歌山アドベンチャーワールドに到着。トイレがなくてコンタクトをつけるのに苦戦したけど、視界を手に入れた途端にお店に並ぶパンダのアイテムに圧倒された。ぬいぐるみ、カップ、キーホルダーなどなど、全部センスが光るからやめて欲しい。欲しくなっちゃう。
とりあえず目をつけていた、パンダ団子をふたりでわけっこ。のほほん感が超可愛いし、素朴な甘みが美味しかった。
成人の日で祝日だったのにそんなに人が多くなくて、広い園内をゆっくり見て回れたのがほんとに良かった!海遊館だと狭いスペースにギチギチなのにね。
さて、まずはアニマルアクションっていうショーを見るために園内を散策。そしたら看板も檻もないのに鳥や動物が普通にいてびっくりした。散歩してるおっちゃんみたいな頻度。当たり前に動物がいる光景、というか。
アニマルアクションは、多様な動物が少しずつ芸を見せてくれる感じの珍しいスタイルで、いろんな可愛いをぎゅっと詰めましたって感じ。アシカがボール遊びをすれば鷹が客席を舞い。
ベンギンが通り過ぎれば犬が走り回る。
ペリカンが歩きにくそうに巨体を揺らして陸を歩く姿とか、コツメカワウソがバスケをする姿とか、とっにかくかわいい。
最高!アニマル〜〜〜っ、アクション!
さて、次は目玉のパンダを見に行くことに。まずはパンダラブから行って、お兄さんパンダたちを眺める。
一匹はとろけてて、一匹は図鑑から飛び出したようなパンダだった。Theパンダ。パンダの中のパンダ。
実はパンダを肉眼で見たのは初めてかもしれない。思ったより大きくて肉厚だった。強そう。
続いて2018年の4月に産まれたばかりの赤ちゃんパンダ、彩浜を見に行った。ガラガラの園内だけど、ここはさすがに人が多かった。1番の目玉だしね。
トイレから帰ってきたらのがみんがいなかったり、なかなか合流出来なかったりしつつ30分ほど待って、一列目パンダの真ん前へ。残念ながら私たちが2列目にいた時の方がパフォーマンスしてくれてたけど、ぐったりしてる赤ちゃんパンダも可愛かった。まだ汚れが少ないから毛が親よりも白い。
ここで一旦休憩を挟んで、お昼にすることに。いつの間にか1時30分を回ってた。ユニバなんかよりも低価格で美味しそうなものがいっぱいあって、悩み回ったけれどかわいいカバのハンバーガーにすることに。
パンの形が可愛いね。紀州を活かして、梅肉を使った和風のハンバーガー。あっさりしつつもお肉のジューシーさもちゃんとあって、見た目だけじゃない美味しさ。ご馳走様でした。
既に入場料4500円分くらい楽しんだような気がする。高いと思ってたけど、来てみたら納得の内容。超楽しい。
時間的にピッタリだったから、コツメカワウソの餌やりタイムを見学に。
お兄さんが餌をやりながらカワウソと戯れるかんじだったんだけど、これがまた芸達者でびっくりした。魚をつまんだお兄さんの手を追って三回転、からの「バーン」で撃たれたフリ。撃たれたフリうますぎん?大阪人やん。
とくに一番若いカワウソが、餌をもらうたびにめちゃくちゃ嬉しそうに飛び跳ねるのがかわいかった。癒し系。
ちょこちょこその辺にいる動物を見ながら、次の目的地へ。ほんとにクジャクとかも未知の脇とかに普通にいるのがよくわからないといったかんじ。なんか歩いてたらポケモン出てくるみたいな感じ。
さてお次。イルカショーへ。
ちょうどステージの奥からおてんとさんが顔を出していてめっちゃまぶしかった。照らされたステージの上では、ウエットスーツを着こなしたお姉さんたちがイルカたちと完璧に共生してた。
珍しく、ブリーダーのお姉さんたちも水の中へ飛び込むスタイルで、お姉さんの足の裏をイルカが支えて、エンジンみたいに勢いよく泳いでいるのがすごく印象的。ほんとに何度も練習をしないとできないはずなのに、イルカたちとお姉さんたちとの強いきずなを感じて感動した。かっこよかった。
ショーが終わった後に会場を出ると、ちょうどサファリへのトラムが出るところだったので、急いで飛び乗る。やめましょう、駆け込み乗車。ちなみに無料で出てるトラムに乗ったけど、有料で自転車を借りて回ることもできるみたい。それもまた一興。
トラムは後ろのほうに乗ったからか、動物紹介のアナウンスと実際の動物を見れるタイミングがズレてたけど、どのアナウンスがどの動物の紹介か考えるのもなかなか面白くてよかった。草食動物のエリアはトラムが通る道路に動物が飛び出してくるくらい放牧状態。あ、いるわ。くらいの距離感だった。バクとかちょっと珍しい動物も見れてご満悦。
肉食動物のエリアはさすがに檻が設置されてたけど、すごく広々してて野生に近いような状態が楽しめたのでは。ホワイトタイガー高貴だった。
楽しい時間は早いもので、もう3時。予定がつかえているので後ろ髪引かれまくりながらアドベンチャーワールドを後に。ちょうどバスが行ってしまったタイミングだったので、贅沢にタクシーで白浜駅へ。のがみんがタクシーのおっちゃんとめっちゃ喋ってて尊敬した。強すぎ。
白浜駅で、まず食べ歩きMAP(
南紀白浜食べ歩き・まち歩きマップ販売開始|ニュース|南紀白浜観光局
)を購入。800円で掲載されてるグルメ・温泉のうちから2つを楽しめるスグレモノ。
早速駅でレンタサイクル。あんまりいいやつじゃないからって、500円の自転車を半額で借りられた。ラッキー。
温泉目指して出発!
疲れた!
意気揚々と漕ぎ出したはいいけれど、思ってたよりもめちゃくちゃ遠い。道路の看板を見るたびに遠すぎて泣きそうになった。足痛いしお尻割れる。
ほんとに坂道が急こう配できつかったけど、下り坂は風を切って滑るように進むからすごくさわやか。気持ちの良い時間。まあ上り坂地獄だけど。
のがみんとぶつくさ言いながらなんとか最初の目的地、幸梅漬本舗へ。疲れた足を投げ出して、梅のソフトクリームでのどを潤す。最高。やっぱり運動の後の冷たいものは至極。
帰りの電車も迫っているのでさくさく行くぞ。
休息してから再びチャリにまたがって、白良湯へ。温泉はいる前に、海岸に夕日が沈んでいくのが見えたので急遽予定変更。そのまま白良浜におりて、靴を脱いで、素足で砂浜を散歩。水平線へ沈んでいく太陽の赤さと、足をひんやりとつつむ砂の白さ。ずっと見ていたくなるような、明日のことも忘れるような景色でした。
「これこそが”エモい”」 byのがみん
冬なのに、調子に乗って少しだけ海水に飛び込んでみた。水が空気みたいに澄んでいて、ハッとする冷たさが心地よい。青春した。
足についた砂を払い落として、温泉で温まることに。番頭さんもいる温泉で、レトロでお洒落。一日遊んだ疲れをゆっくり解して、ひといき。やっぱり温泉は落ち着きますなあ。
さて、帰りますか。来た道を思い出して、駅の遠さに絶望しながらひたすら漕ぐ。途中でちょっと気持ち悪くなるくらいしんどかったけど、電車は待ってくれないので。急げよ、わたし。
とかいいつつ、生カゲロウだけ食べてみたくて、カゲロウカフェに寄り道。したんだけど、残念ながら生カゲロウはすでに売り切れ。肩を落としてたら、店員さんが「学生さんならおまけあげるよ」とカゲロウと柚子もなかを一つずつくれた。女神。生カゲロウはまたリベンジしに来ます。
で、どうにかこうにか白浜駅に到着。必死に漕いだおかげで、特急の切符を購入した後に10分ほど時間を確保できた。その時間でさくっとお土産を買うことに。安くておいしいという柚子もなかと、じゃばらじゅーすと購入。じゃばらっていうのは珍しい柑橘系の果物なんだって。さすが和歌山。私の知らない果物がいっぱいあるわね。
手土産を買ったところで、ちょうど特急くろしおがホームに入ってきた。じゃあ、大阪帰ろう。たった一日の日帰り旅行だったけど、めちゃくちゃ濃くて楽しくて最高な旅だった。和歌山、白浜、最高でした。また行きます。
使ったお金
・大阪→和歌山(白浜)バス 2980円
・アドベンチャーワールド 4500円
・パンダ団子 250円
・カババーガー 700円
・コースター 170円
・マグカップ 950円
・タクシー 615円
・レンタサイクル 250円
・食べ歩きマップ 400円
・お土産 752円
・新幹線 4140円
合計 15707円