ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

新社会人

 

こんにちは、新社会人のはこむです。

この度、無事に入社式を終え、卒業式(式自体はコロナウイルスの影響で無くなったので、袴を着ただけですが)を終え、立派に社会人になりました。

ここの順序可笑しくないか、って未だに思ってしまいますが、社会人、やってみると意外とそんなに変わらないです。

勿論、朝早く起きて、慣れない車に乗って出勤するのは大変ですが、だからといって精神的に何が変わるわけでもない。最近は早起きにも慣れてきて、11時を過ぎると自然と眠たくなってくるようになりました。圧倒的健康。

 

とはいっても、まだぬるぬるの研修期間だからだろうなあ。

本社でひたすら座学を受ける日々。これは学校と大して変わらないです。お尻が痛くなるのと、途中で寝そうになるのを必死にこらえるといった感じ。先日はうっかり10分ほど寝てしまい、同期全員にバレました。お恥ずかしい。

でも、今日美容院でも寝ちゃったから、私は椅子に座ると寝ちゃうという習性なんだと思います。ダメですね。

 

実際に配属先が決定して、実務に移るとやっぱり大変なことだらけなんだろうな。

取引先もいるし、お客さんもいるし、自分だけで完結できないからこそ、相手と折り合いをつけるために奔走するんだと思います。

 

 

実は、卒業式の日、軽く凹んでいました。

というのも、研修が始まって弊社の就業規則や給与詳細なんかを学んだところ、入社前から覚悟はしていたのですが同年代の平均よりも少し届かないくらいの給与だということが眼前に突き付けられたから。なんとなくは覚悟していても、やっぱり数字にして目の前に差し出されると、ちょっとくるものがありました。

今までの人生、ありがたいことに何をするにも平均以上の成果はあげてきました。それはよい教育を受けさせてくれた両親のおかげだし、懸命に指導してくれた先生たちのおかげ。だからこそ、そういった成果を上げてきた道の先が、平均以下の給与という結果なのかと思うと受け止めきれないような気持ちになって、自分は来る会社を間違えたと何度も思いました。

仕事終わりに最終便の電車に飛び乗って、大学の近くのホテルに泊まって。その柔らかなベッドの中で、こっそりシーツを濡らしていました。母は見ないふりをしてくれました。

 

けれど、先日の研修で、何度も「○○のために」という言葉が繰り返されていることに気づきました。

それは弊社のサービスを受けるお客さんであり、私の仕事相手であり、めぐりめぐって自分のためでした。

またしても、私は視野がどんどん狭まっていて、自分のことしか考えられていなかった。就活の時に痛感したことではありましたが、気を抜くとすぐにこれです。

たしかに、給料、休日などなどの労働条件は私の理想としていたものではなかった。だけど、研修で流されたビデオに登場したエピソードにこっそりと涙を流していたのは事実です。

やっぱり私は、弊社の理念や在り方には魅力を感じているのだと、その心を偽る必要はないのだと再確認できました。

それは画一化された「年収の高さ=いい人生」といった価値観よりも、私が幸せに生きるために大切にするべきことなのかもしれません。

まだまだ何もわかりませんが。

 

 

仕事は不安です。人生も不安です。

だけど、とりあえずは目の前のことを頑張ってみようかと思います。

頑張った後に、まだ何かしこりがあるようなら、それはその時に考える。

そんな感じで社会人一年目、手探りでやってみます。