ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

09/13 いつかめ。

ナポリ三日目。この日はわりとざっくりとしか予定を立ててなくて、余裕を持って散策できた。

 

朝起きた時点での喉の腫れと、お腹がぐるぐるする気持ち悪い感じがひどくて正直休んでいたいほどだったんだけど、そんなことをしている暇はない!わたしはナポリをもっと楽しみたい!ってことでなんとか出発。

ホテルで軽く朝食を食べて、アンケニャート市場へ。地下鉄を乗り継いでたどり着き、そこでゆっくりお買い物。サングラス屋さんとか、ピアス屋さん、本屋さん、古着屋さんとめちゃくちゃいろんなものが投げ売りされている。何も買わずに見ているだけでも楽しいんだけど、なんか話しかけられて写真撮った。

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誰。

ものすごくお腹が張ってるからゆったりとしたショーパンが欲しかったんだけど、あんまりいいのがなくて見送り。

代わりにピアスはなかなか可愛いものが買えたのではないでしょうか。あんどうさんに似合いそう。

あとは可愛い食器屋さんにも寄って、真愛につられてお魚のかわいい皿と陶器製のマグネットを購入。旅行の思い出でマグネット集めてるから、ナポリの象徴になりそう。

 

買い物の気も済んだところで、駅に戻る途中に、お洒落なお惣菜屋さんを発見。本当はピザを食べる予定だったけど、昨日も食べたしってことでここで昼食に。ペペローニのオリーブオイル漬けと、ほうれん草に似てるナポリの野菜と大きなソーセージ、あとポテトのオーブン焼きを選んだんだけど、これがナイスチョイスすぎた。めちゃくちゃおいしくて、特にソーセージの塩気とポテトの素朴な甘さがすごく合う。お野菜も取れたしいいごはんだった。

ご飯を食べたあとは、一旦ホテルに戻ろうか〜ってことで最寄りを目指したんだけど、折角だしトレドで降りて駅を見て行くことに。ここが長いエスカレーターに沿って、青いタイルが敷き詰めてあってすごくお洒落だった。

駅を出ると、おととい来たウンベルト1世の通りに出るから、ついでにそのとき気になってたショーパンを見ていく。と、その前におとといも来たピアス屋さんを再び発見。やっぱりまた気になってしまって追加で二つ購入。あんどうさんとお揃っちにしよーっと。ちなみにタダでイヤリングに変えてくれた。おとといも聞いてみればよかったなあ。でもちょっとでもできてよかった☺️すぐにつけられそう!

 

んで、ようやく本題の服屋さんへ。目当てのものは見つかったけど、X Sしかなくてお腹ぱつぱつだったから諦めた…。買い物してる間にまありがトイレばばあになってたから、近くのバールでトイレを借りる。ついでにアランチャータとキウイのジュースを注文。すると、隣にいた男のひとがこのドルチェも美味しいよ!とめちゃめちゃ解説を始めてくれた。どれが甘いとか、どれがおすすめとか。聞いたからには、とフラゴーラのタルトを注文したんだけど、確かにほんのり酸味がきいて甘すぎず美味しい。

 

そのひとがナポリでオススメのピザ屋さんがあるんだ!ってめっちゃ語るから、そのまま場所を案内してもらうことに。ルイージっていうらしいんだけと、ホテルの経営をしているらしく、ナポリのお店の人と繋がりが深く、世界まで飛び回っているらしい。今度日本に来るのだとか。

今夜一緒にここでピザ食おうぜ!ってめっちゃ誘われたけど、予定があったから断った。めっちゃしぶとかった。明日はどう、明後日なら、って食い下がって来た。確かに美味しそうだったけど予定も合わないし無理でした。ピザは食べて見たかったなあ…。またナポリきたときのためにメモっておきます。

 

そのままお店をいくつか紹介してくれたり、ワインのオススメまで教えてくれたんだけど、いかんせん押しが強くてめんどくさい。そろそろ察しろよと思ってしまうのが日本人の悪い癖。もっとさっぱり言わなきゃダメだね。

 

でも、お店で知り合った見知らぬ人に街を案内してもらうのはすごく貴重な体験だし、豪華な個人ツアーでもしてくれたみたいだった。イタリア語もたくさん使えたし、面白かったなあ。まあ食事はいかなかったけど。

 

そんなこんなで別れたあとは、一旦ワインを教えてもらったスーパーでジェラートを食べて、休憩。本日はチョコラーテとフラゴーラ。お姉さんがめっちゃ試食させてくれたんだけど、もう全部美味しかった。

 

お次は卵城へ。ここはルパンのカステッロ城のモデルになった場所らしい。潮の香りのする海岸線に沿って歩くと、小さな漁船が大量に漂ってた。ここで遊泳をしている人も多く、解放的でいいなあって思った。そろそろサンダルが痛いけど、なんとか踏ん張って一番上の展望台まで登る。途中でトイレと水分補給を済ませて、ようやく到着。上からナポリの海岸線をずーっと見渡すのはめっちゃくちゃ気持ちよかった。海風も心地よくて、心が洗われるような感じ。日本人のツアーの人たちに頼んで写真も撮ってもらいました✌️やっぱ日本人っぽいひとがいると話しかけちゃうわ。

 

ここで一旦ホテルに帰って、荷物を置くことに。海岸からホテルに帰る途中に、去年カプリ島に行くときに寄った船乗り場が見えた。去年バールに立ち寄ったこと、カプチーノを頼んだことを湧き出るように思い出した。懐かしい。歩き通してナポリがわかるようになってくると、去年の何も知らなかった自分の影がずいぶん可哀想に思える。

 

さて、ちょっとだけ休んでから、次はナポリの夜景を見に出かける。7時半ごろ、まだ日が落ち始めたあたりでホテルを出て、ポルポジの丘を目指す。函館、香港と並んで世界三大夜景らしい。たかまる。

一旦ナポリ中央駅で乗り換えて、メルジェリーノ駅で降りる。そこからケーブルカーに乗り換えたんだけど、この駅がもう全然見つからない。表示もなければ駅も小さくて、薄暗くて観光客もいない街を見つからないものを探して歩くのはきつかった。結局道を聞いたり、GPSを駆使して発見し、fuminicaleに搭乗。ケーブルカーが到着すると自動的に扉が開く待合室は暗くてなんだか怖い。よそ者を受け付けない感じ。

9時ごろ、ケーブルカーに乗って一駅、S antico 駅で降りると、すでに垣間見える街の光が美しい!そのまま丘を上がり、広場にたどり着くと、目の前に広がる光の海に息を呑んだ。街の光なんだけど、ナポリが息づいているようななんだか暖かさを感じる雰囲気。1日たったいまでも、瞼の裏に光の残滓が残ってる。いつまででも見ていられる美しさ。

でも、電車の時間は限りがあるから、30分ほど堪能して、帰路に着いた。ホテルに帰った頃には11時を回り、ナポリの治安の悪さが怖く感じる時間帯。車の中からciao!と声をかけられたり、日本では絶対にないような絡まれ方をされた。まあ面白いけど。

 

ホテルについてから、夕飯を食べてなかったからめちゃくちゃお腹が空いてたんだけど、白湯ババアをしにキッチンに行くとフリーディナーのペンネが並んでた。空腹のままに一つを手に取り食べる。おいしい。

今日もよく歩きました。おつかれさま。

 

 

使ったお金。

・ピアス €15

・マグネット €2.5

・お魚のお皿 €8

・電車代 €2.2

・トイレ €0.02

・おひるごはん €7.1

・イヤリング €25

・アランチャータ&いちごのタルト €3.7

ジェラート €2

・飲みもの €1.2

・電車賃 €2.2

・ケーブルカー €1.5