ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

09/23 じゅうごにちめ。

真愛復活。今日は遠出をせずに、フィレンツェを見て回ることに。

 

病み上がりのくせに、やっぱりパンは美味しく見えてしまって、私はクロワッサン、真愛はマフィンを購入。朝ごはん食べたのに、歩きながらぺろり。マフィンも一口もらったけど、チョコがすごく濃厚で美味しかった。

 

ドゥオーモのクーポラは入場券とは別に予約も必要で、入ることはできなかったから、代わりにジョットの鐘楼から上からの眺めを楽しむ。まず、ドゥオーモまで歩いて、共通券の購入を試みる。ジョットの鐘楼では券の販売をしてなかったから、ほかの施設を探したけど、どこで売っているのか全然わからない。その辺にいた、クーポラの入場権利を割高で押し付けて来るマンに尋ねると、そこのカフェの地下へ行け、とのこと。一見普通のカフェだけど、中には地下への階段があって、ちょっと近未来的なオフィスに続いていた。なんかこう、秘密の売買みたいな感じがあってどきどきした。ちなみに手に入れたのは普通の共通券€18。高いよ。

 

私たちが行った時はたまたま空いていて、全く並ばずに手荷物検査を済ませて、ジョットの鐘楼の中に入れた。帰る時に見ると長蛇の列。めちゃくちゃタイミングがよかった!

 

中に入るともう階段だらけ。他には語ることもないくらい階段をひたすら登った。私でも普通にきついのに、病み上がりの真愛は大丈夫なのかと心配になるくらい。

 

時々景色を見渡せる休憩場所があって、弾んだ息を整える。周りもみんな休憩していて、下を覗き込んでいる人もいた。おじいさんがその覗き込む金網にチケットを落っことしてたのが面白かった。拾ってくれためちゃくちゃ下にいるひとに、「It’s mine」って叫んでた。あのおじいさん、下っていったけど、無事に受け取れたのかしら。

 

閑話休題

息を整えてから、さらに登る登る。階段が狭くて、一人ずつしか登れず、下りの人が壁側に避けて待っててくれるから、しんどいけど足早に進むしかない。「Thank you 」っていいながら人をかきわける。どうでもいいけど、さらって「You are welcome」って返してくれる人かっこよかったな。どういたしまして、ってあんまり言わないからなかなか出てこない。

 

なんとか登りきると、そこには絶景が広がっていた。狭い階段から一気に解放されて、眼下にフィレンツェの赤くて可愛い屋根が広がる。ドゥオーモの丸い屋根を上から見下ろせるのも楽しい。フィレンツェ、舐めてました。やっぱり綺麗な街です。

 

ひとしきり楽しんでから、さっさとおりることに。トイレババアもアップを始めました。下りは膝に来る。

 

お次は、中央市場へ。目指して歩いている途中に、革製品の可愛いお店があったから、キーホルダーを購入。靴の形をしたキーホルダー。現金が余ってるから変に強気。

 

中央市場は日曜は二階のフードコートしか営業していないらしく、まありの好きそうな市場が閉まっていたのが残念。

 

でも、前に食べて美味しかったアランチーノっていうライスコロッケを食べて、さらに美味しいと評判のマルゲリータを食べてピザの食べ納め。さらにさらにフラーゴラのかき氷までデザートで食べた。おいしかったけど、全部半分にすべきだった…。食べ終わってからしばらく動けずに、フードコートの隅でグロッキーになる私たち。食い意地張ってるからこうなるのよ。でもマルゲリータは耳までもちもちで美味しくて、無理して食べてもよかったって言うくらいかも。

 

1時くらいに市場で食べ始めたのに、なかなか動けずに4時ごろにようやく行動開始。まありが気になっていたサンタクローチェの近くの革の鞄を買いに行く。

 

通りがかった道に、カントゥッチっていうフィレンツェ名物のビスコットの専門店を発見。入ってみると、日本人の夫婦が爆買いしてた。すごく美味しくてお土産はこれがいいって言われたって言ってたから、昨日スーパーで買ったのに性懲りも無く買う。

プレーンのアーモンドを200g、チョコを100g。お店のおばあちゃんもすごく感じが良くて、ちょっとだけイタリア語がわかるからすごく話しかけてくれた。全然分からなかったけど。

私たちの後にきた若い夫婦も日本人で、何故か日本人100%。すごいな。いろいろと日本人のかたたちからどれが美味しいとか聞いたり、イタリア語喋れるんだーとか話をしたり。楽しいお店だった。

 

さらにドゥオーモ付属美術館に立ち寄る。共通券だし、もったいないからね。

美術館はやけに近代的で、トイレもすごく綺麗だった。全面タイルでガラス張りになっている。奥に進むと、中世ヨーロッパの神殿の入口のようになっていて、なんとなく鋼の錬金術師を思い出した。ラストが死ぬシーンとか、真理の世界とかに似てる。

 

屋上は少しだけパノラマが見えるようになっていたから、記念に登って少しだけ鑑賞。ジョットの鐘楼よりもドゥオーモが近くに見えて、これはこれで迫力がある。

 

そして本来の目的の鞄屋さんへ。サンタクローチェにたどり着く前に迷子になったりしてめちゃくちゃ足が痛かったけど、目的の鞄は無事購入できた。私は近くの出店で、皮のちいさながま口をゲット。かわいい。

 

買い物が終わってもう6時半。7時にだいちょんたちと夕飯を食べる約束をしてたのに、まありが一旦ホテル帰りたいって言うし、間に合いそうにない…。1時間くらい遅刻する〜っていいながら、急いでホテルに戻る。

足は重いけど、人をまたせてると思うと意外と頑張れるもので、ホテルに荷物を置いて同じ道のりも猛然と歩く。Trattoria da Benvenuto っていうお店につく頃にはもうへろへろ。

 

結局だいちょんたちも道を間違えたとかで遅れてきたから、先に入店。トイレから帰ってくるとちょうど入ってきただいちょんたちと合流出来た。何故かスーツケースを引いているのには驚いた。てっきり置いてくるものとばかり。

 

フィレンツェでだいちょん、うらちゃん、出口と会うのがなんか不思議すぎて面白かった。お互いの旅のアクシデントとか、思い出とかを話し合うだけで盛り上がる。ヴェネツィアのチップ要求おばさんは向こうも遭遇したらしく、同じことを話せるのが面白い。何故かコールセンターあるあるとかコンビニあるあるを話すのも、フィレンツェ来てまで!?感あってじわる。

 

ご飯もすごく美味しかった。ビステッカが有名なお店で、お互いにお昼にピザを食べすぎたから、五人でたったの1キロの注文だったけど、赤みが多くてサッパリしたお肉で、もうちょい食べてもよかったかも。赤ワインも頼んで一人€16.5。量が少なすぎてランチのような値段。でも美味しかった。イタリア語ちょっと話せるだけで、すげえなって言ってもらえるのなんか嬉しかった。いきってしもた。

 

疲れた顔でスーツケースを引く男三人と喋りながら駅まで歩く。駅までが結構遠くて、結局タクシー使ってたのがなんか申し訳なかったな。でも、久しぶりにガッツリ人と話せて楽しかった。やっぱぴんとんの男子は距離感が良くて話しやすい。よき夜でした。

 

使ったお金。

・クロワッサン €1.3

・共通券 €18

・キーホルダー €5

・アランチーノ €3.5

マルゲリータ半分 €4

・フラーゴラ €3.5

・がま口 €6

・夜ご飯 €16.5

・スーパー €5