ハジケ。

体に栄養を、心に刺激を。

ニュージーランド留学のまとめ🇳🇿

2019/08/17…08/31

ニュージーランド短期留学。

夏休みを利用してたった二週間だけの留学。海外に住んで勉強するという経験をどうしてもやってみたくて、就活不時着後、憂さ晴らしをするように決めた。二週間とは思えない充実した日々と、現地に馴染む自分の適応力の強さ、国も文化も違っても同じもので笑えること、人生の生き方は無限にあること。実感できたことがいっぱいあったし、だからこそ自分の生き方を決めることの難しさに袋小路に入ってる。一つだけ確かに言えることは、たった二週間だけど、ほんとうに行ってよかったってこと。

 

脳に刻み付けるために、思い出深かったことを記しておきたい。

 

まずは今後に生かしたい失敗談から。

 

失敗① WiFiのレンタル

今回の留学に備えて、二週間ほど前に"WiFoo"でWiFiのレンタルを予約しておいた。渡航前から帰国後までを含めて15日間で3500円程度。しかし、ここで私のどケチ精神が火を噴いてしまった。

 

「ん?待てよ…WiFiを利用している期間なんだからニュージーランドに着いてから発つまででよくない?そしたら13日間じゃない?」

 

よくないよくない。その機械自体を借りてる期間だから。電波拾ってる期間じゃないから。

だが正気を失った私はそのまま13日間で登録。確認をとることもせずに間抜けにも空港へ向かったのだった。

案の定機械を受け取れず、まずキャンセル料2000円ほど持っていかれる。さらに当日でも借りられる機械のレンタルで17000円ほどが消えていった。

馬鹿なのであった。

 

今後の教訓☞変なところでお金をケチろうとしないこと。せめて問い合わせて確認をとること。

 

 

失敗② 留学先の情報の確認不足

自分の甘さを痛感するところではあるんだけれど、到着して次の日からの学校が、どこで何時から始まるのか全く把握していなかった。着けばなんとかなるだろうと思っていたし、学校に通うということをあんまり考えていなかった。

とにかく『留学』をしたいと思っていて、海外に住み学校に通って勉強するという中身を見ずに、ラベルで購入したって感じだ。レッテルだけみて相手を決める婚活女と何も変わらない。中身をしっかり考えよう。

 

幸い、アコモデーションに日本人ちえみさんと、日本語ペラペラの中国人ちょうさんがいたからバスの場所を教えてもらったり、どれだけかかるか考えてもらったりできたけど、あの二人がいなかったら私絶対学校までたどり着けなかった。ぽ、ぽんこつすぎる…。なんだコイツ、ほんとに社会人になれるのか…?

 

日本にいる間に、滞在先の場所、学校への行き方、バス停の場所、学校の始まる時間をしっかりと確認しておくべきだった。今回利用した留学エージェントのスマ留は、格安で留学を実現させてくれたけれど、だからこそ向こうからの手厚いサービスを期待するのではなく自分でちゃんと考えて質問しなければならなかった。

 

今後の教訓☞事前確認はしっかりと。気軽に助けを求められないからこそ、自分ひとりでできる状態にしなければならない。

 

 

失敗③ 留学でしか出来ない経験を自分から求める

これは失敗というか、たまたま上手くいったからこそ感じる部分。私はニュージーランドの観光地とかお土産とかは調べて行ったけど、実際学校帰りにそんなに自由な時間なんてない。

朝から昼下がりまでは拘束されるから遠出なんて出来ないし、何も予定を入れなければショッピングをしたり図書館で勉強するくらいが精々。そしてこれは別に日本でも大して変わらない。

だからこそ現地であった日本人の人達は自分から異文化に体当たりしてた。

meetupで現地の人達と交流したり、保育園のボランティアに行って海外の保育を体感したり。

自分から求めないと出会いなんてない。それは海外に環境を移しても同じこと。

 

私はたまたま、滞在先の人と仲良くなって色んな繋がりができたり、一緒にクッキングしたり、日本ではしづらい体験をできた。だけど、オークランドの図書館で漫画読んでた日も多かったから、もっと自分から求めることも出来たのかなとは思う。

 

今後の教訓☞自分から動かなければ出会いなんてない積極的に挑戦することはどこでも大切。

 

 

失敗④ 時間に余裕を作らなかったこと

これが一番の失敗かもしれない。今回の留学は夏休みを使ってねじ込んだものだから、到着した次の日から学校で、卒業した日の夕方にもう空港へ向かった。ほんとうに慌ただしい日々だった。

学校に通っていると予想以上に時間が無いし、折角ニュージーランドにいるのに雄大な景色を楽しむこともほとんどできなかった。特に、オークランドのある北島には行けたけれど、観光地の多い南島には全く行けなかったことが心残りだ。

学校が終わったあとに一週間ほどニュージーランドを旅して回ればよかった。時間のある学生の夏休みなのに勿体ないことをしてしまった。

 

今後の教訓☞何事にも時間に余裕を持とう。留学先を旅して回る時間も作った方が楽しめる。

 

 

さて、失敗談はこれくらいにして今度はまたやりたいことについて。

 

よかったこと① 誘いを断らなかったこと

滞在先の友達からのお誘いを断らず、一緒に楽しんだこと。これは本当によかった。現地で友達をつくって一緒に出かけるなんて、旅行じゃほとんどできないし、移動中も英語の勉強になった。

お誘いを受けて参加したのは、

・ちえみさんとちょうさんとお買い物(初日)

・Evaとコーヒーブレイク(四回ぐらいいった)

・Evaのおうちにお邪魔。娘のガブリエラと息子のアトラスと話した。(1周目の金曜)

・JohannaとYesminとブラジリアンパーティ

・ちえみさんと図書館で勉強(2日目)

・チリ人のFerと日本人たちでWaiheke island(土曜日)

・accommodation でちらし寿司、ピザパーティ(日曜)

・ブラジリアンパーティで出会ったAdnanに誘われて日本語meetupに参加(2週目月曜)

・ちえみさん、ちょうさん、ゆかちゃんでニュージーランドの映画館で天気の子の視聴(1周目木曜)

・ちえみさんたちとオークランド大学で大使館主催の風立ちぬを見た(2週目木曜)

書き出しててびっくりしたんだけど死ぬほどリア充じゃん。これにプラスして学校通って、ひとりでTakapunaとかSundaymarketとかPonsonbyとかDevonportも散策しに行ったし、暇な時は図書館で漫画で勉強してた。すごい、二週間ってめっちゃ時間ある。結構ゆっくりしてた気がするんだけどなあ。

 

特に印象深いのは、やっぱり異彩を放つブラジリアンパーティかな。

まず学生が集まるパーティーに行ったんだけど、もううるさすぎて隣の人と話も出来ないくらいガンガンにミュージックがなってる。いろんな国籍の人がひしめき合って、ビールを飲んで笑って、映画の中の世界に入り込んだみたいだった。

残念ながらリスニングがしょぼすぎる私は、音楽のうるさい所で聞き取れるはずもなく、会話に参加できずしょんぼり。

たまたま日本人のワーホリの子が声をかけてくれて、日本語でぽつぽつ話をしてた。その時に知り合ったのがAdnanで、この出会いがあったから月曜のmeetupに参加することになったと思うと、巡り合わせってすごいなあ。

所在のない私は正直もう帰りたくて仕方なかったんだけど、JohannaとYesminに今日だけだから!ワンナイトだから!と押し切られ、ついにブラジリアンパーティに場所を移すことに。真っ暗なダンスホールに、ネオンカラーが弾ける。その中央に陣取るDJが次から次へとミュージックを鳴らしてた。それに合わせて、顔も名前も国籍も知らない人たちと体を揺らし、リズムを刻む。最初は恥ずかしくて何も出来なかったけど、これ踊ってる方が楽しいし楽だわと悟りおしりを揺らして踊ってみた。思ったより楽しかったけど、背後で私の腰を抑えるように合わせて踊る青年がいて、隣では濃厚なキスを交わす男女がいて、私のキャパ以上に性的すぎる場。映画の中に入ったみたいで楽しかったけど、私には合わないかな。背伸びしすぎた。

 

まあそんな感じで、私一人だと絶対にしなかったことが出来たのはとても貴重だったな〜と思う。一緒に時間を過ごすことでいろんな人と仲良くなれたし。

 

よかったこと② ニュージーランドの日常生活を知れたこと

スーパーで野菜を買い自炊をしたり、バスに乗って通学通勤を体感したり、映画館で遊んでみたり。

旅行ではしない、その地に足をつけた生活の一部を感じることが出来た。

やってることは日本とあんまり変わらないな〜と思って、どこの国の人でも同じように生きていると思えたり、逆に日本ではこれは無いよなあとか思ってみたり。

食事、料理、仕事、学習、大元は日本でやっている事と何も変わらない。だけど細かく見ていくとやっぱり違いはいっぱいあった。

例えば仕事で言うと、

・携帯を見ながら仕事してる

・フェリーのおじさんは座席に座ってお菓子食べてた

・パーティーがあるから帰っていい?とか普通に言う

っていうのがあった。仕事を美徳とする日本とは全然違うなあ、ってかんじ。客側もしゃあねえなっていう雰囲気あるし、私は日本の求めすぎる雰囲気よりもこっちのほうが楽だなあ。

学習で言うと、留学先の学校ではみんな先生に聞かれてもないのに答えを言っちゃうし、わかったらアピールしたくて仕方ないみたい。抑圧される雰囲気があってても挙げられない日本の授業とは違うなあ、って。

 

なんというか、全体的に人が何してようが気にしないっていう雰囲気がある。道で寝てようが、ハーモニカを吹こうが、女装してようが、キスしてようがどうでもいい。人のことを話す時間なんてめんどくさいって感じ。だからといって冷たい訳ではなくて、転んだ人には体を支えてあげたり落としたものを拾ってあげたり、やさしい人が多い。

 

というか、ニュージーランドにいて特に困ったことは無かったんだけど、仕事にコン詰めているような人もみないし、日本よりも人口も全然少ないのに、どうやって経済を回しているんだろう。

どうして日本人はこんなに働かなくちゃいけないんだろう。なにが違うんだろう。

 

やっぱり世界を知ることは大切だね。世界の制度とか働き方とかを知って、もうちょっと楽しく働ける社会になったらいいよね。